エリアンティス 日本語版

エリアンティス 日本語版

販売価格: 5,940(税込)

希望小売価格: 5,940

商品詳細

タイトル:Eriantys
デザイナー:Leo Colovini
メーカー:Cranio Creations
発売年:2022年(オリジナルは2021年)

プレイ人数:2人〜4人
プレイ時間:30分
対象年齢:8歳〜


以下テンデイズゲームズさまからの紹介文転載

いいポイント
・駒への影響力を高め、支配下に置き、その駒を使っての陣取りという多重構造のユニークさ
・ゲームの中盤から後半にかけて展開する「島の合体」がもたらすダイナミズムと、それに比例したゲームの盛り上がりと興奮
・激アツな三つ巴の戦いが楽しめる三人プレイ

イマイチなポイント
・明るい見た目のイメージからはあまりに遠いと言わざるを得ないタイトなゲーム性
・チーム戦となる4人戦は興味深いものの、あまり機能しているとは言えず、ほぼ「三人専用」

「エリアンティス」は、浮遊する小島を舞台にした多数派争いによる確保のゲームです。ゲームの後半、浮遊するそれぞれの小島は、ゲーム展開に応じ合体してより大きな島となっていきます。この島と島との合体というダイナミックな展開が一風変わった持ち味となっている個性的なゲームです。

プレイヤーは、影響力の大きさで優位に立つことで、それぞれの浮島を確保していくことになります。
浮島に置かれた駒によって影響力が決定されるのですが、浮島に置かれた駒は、特定のプレイヤーの持ち駒というわけではないのが、「エリアンティス」の面白いところです。
浮島に置かれた駒は、それぞれの色ごとに、「駒に対する影響力」の大きさで優位に立っているプレイヤーの駒として扱うことなるのです。例えば、水色駒が3個、ピンク駒が2個、ある浮島に置かれているような場合、水色駒を自分の影響下に置くことが出来ていれば、その浮島へは3の影響力があり、水色駒とピンク駒のいずれも影響下に置くことが出来れば、5の影響力を持つということになるわけです。
すなわち、駒への影響力の大きさを競い、駒を自分の影響下に置いた上で、その駒の影響力を用いて浮島への影響力を競うという二段構えになっているのです。

そして、一度、影響下に置いた駒であっても、プレイヤー間の影響力の大きさが変われば、どのプレイヤーの影響下に置かれた駒かも変わることになります。
「エリアンティス」では、手番ごとに、4個の駒を、駒への影響力を高めるために使うか、浮島への影響力を高めるために使うかを割り振ることになります。
駒か島かープレイヤー間のパワーバランスや展開を踏まえ、常に選択を迫れることになるでしょう。

そして、浮島の確保が進んだ先に待っている「合体」もユニークな点です。
隣り合う浮島を、同一のプレイヤーが確保した場合、それらの浮島は合体し、ひとつの大きな浮島となります。浮島に置かれた駒は、そのまま置かれ続けるため、置かれた駒の状況によっては、強固であればより強固に、危ういバランスであればゲーム展開に波乱をもたらすものへとなるかもしれません。
小さな島がやがて大きな島へとなり、展開もよりダイナミックなものへと変わっていくのは、視覚的にもプレイ感的にもとても魅力的なものになっています。

「カール大帝」といてリリースされていた作品が、人気デザイナーであるシモーネ・ルチアーニ率いるチームによってリメイクされ、浮島の数が減らされるなどのバランス調整が図られることで、プレイ時間も短くなり、よりダイナミックさが際立ちました。
三人プレイにおける三つ巴の戦いが、このゲームのポテンシャルをもっとも引き出しており、「カール大帝」と同様に、三人でのプレイが圧倒的におすすめです。

また、各ラウンドごとの得点要素のみならず、最終ボーナス得点、技術発展タイル、モジュラータイプのボードなど、多くのランダム性、多様性が盛り込まれているのも大きな特徴と言えるでしょう。

さらに、ソロプレイルール制作集団「オートマファクトリー」による1人用ルールは、それだけでルールブックが一冊用意され、NPC相手に本格的なゲームが楽しめるようになっています。

2017年のエッセンシュピールでは、海外のアナログゲームメディア「Fairplay」による会場での人気投票でも見事一位に輝いた話題作です。
「テラミスティカ」ファンはもちろんのこと、重厚な戦略ゲームファンにもオススメの一作です。